書店の雑誌コーナーに立つと実感できます。巷で流行の糖質制限ダイエット。これまで様々なダイエット法が流行しては消えてゆきました。しかし今回の糖質制限ダイエットはちょっと違います。ビールメーカーや食品メーカーが、こぞって糖質ゼロ・糖質オフ商品の販売を開始しています。

手軽にやせらることで話題になっている糖質制限ダイエット。しかしほんとうのメリットは、痩身だけではありません。
血糖値の上昇を防ぐことで糖尿病合併症が予防できるのです。高血圧も改善。脳の糖尿病ともいわれるアルツハイマー病は、ブドウ糖のかわりにケトン体をエネルギー源に使えば予防できるといわれています。
がん細胞はブドウ糖しか使えないので、血糖値を上げなければ兵糧攻めにできる可能性があります。つまり、人類の宿痾＝がんに対する有効性が期待できるのです。

たとえば、1日の摂取カロリーを減らさずに糖質を減らすと 脂質とタンパク質の摂取量が増えます。すると腸内細菌に変化が生じます。発がん性を持つ二次胆汁酸の増えることが報告されているのです（Nature誌2014年1月23日号）。
そこでダイエタリーカーボン「純炭」は、腸内の悪玉菌がつくるアンモニアなどを吸着。善玉菌が棲みやすい酸性条件をつくります（図1）。 その結果、善玉菌の代表であるビフィズス菌が増えてきます（図2）。
さらに、肝臓がんの原因であるデオキシコール酸も吸着（図3）。糖質制限による腸内環境の悪化を防ぐメリットが期待されています。