Vol.7 | 2015.10.7
ダステックは、キレートでも「出す」。
新開発キレートの抗腫瘍効果が学会報告されました。医薬品での活用が期待されます。
【市場の背景】日本では、がんによる死亡が増え続けています。
日本では、2人に1人が「がん」になります。あなたか、あなたの隣にいる人は、がんになる計算です。そして3人に1人が「がん」で死にます。しかも、アメ リカでは減っているがんによる死亡が、日本では増えているのです。 抗がん剤の市場規模は2021年には1兆円を超えるとの予想もあります。いま、いっそうがんの予防法や治療法が求められているのです。
【ダステックの挑戦】 健康な人でも1日に5,000個ものがん細胞が発生。
そのほとんどは免疫によって排除されます。しかし免疫をかい潜ったがん細胞は10年~20年かけて大きくなり、命を奪うことになります。 ダステックは「がん細胞の発生と増殖」 「免疫能の低下」の両方に関係している鉄に着目。体内の余分な鉄を除去できる新規鉄キレートを開発しました。
【動物実験で確認】 がん細胞が大きくなるためには鉄が必要です。
鉄過剰による酸化ストレスは、 DNAに傷をつけてがん化を引き起こします。さらに免疫能を低下させてがん細胞への攻撃力を弱めます。重井医学研究所、岡山大学大学院医歯薬学総合研究 科、玉野市民病院の研究によって、ダステックの鉄キレートを飲ませたマウスでは、1:抗腫瘍効果が見られ、2:体重減少などの明らかな副作用は認められな いことも確認されました(2015年8月29日、第39回日本鉄バイオサイエンス学会学術集会)。ダステックは抗糖化と抗酸化の両面から、がんの予防と治 療に取り組んでいます。